コラム

2023年度





近親者の死を追悼し、魂を鎮(しず)めるために慶事(おめでたい)ことを避けることを「喪に服する」といい、その期間を喪中と呼びます。

喪中はがき(年賀欠礼状・年賀状挨拶欠礼状)は喪に服している最中なので、おめでたい新年のあいさつを控えさせていただくことをお知らせするために送ります。

喪中は一般的には二親等以内の親族です。
・一親等
(父母・配偶者・子)
・生計を共にしている二親等
(祖父母・兄弟姉妹・孫)

喪中はがきは11月〜12月の初め、相手が年賀状の用意を始める前に送りましょう。
これは、相手への気遣いから、この時期に送るのが一般的とされています。出す時期が遅くなってしまった場合は、松の内(1月7日)が明けてから、寒中見舞いはがきを出しましょう。

時期によっては、相手が年賀状をすでに投函している場合もあるので、喪中はがきは送らずに寒中見舞いを送るとよいでしょう。

寒中見舞いは忌が明けた松の内(1月7日)以降に送ります。その際には、いただいた年賀状へのお礼と年頭のあいさつができなかったお詫びを一言添えるとよいでしょう。

喪中はがきの内容は以下のようになります。

❶ 喪中につき年始の挨拶を欠礼する旨

❷ 誰がいつ亡くなったか

❸ 感謝の言葉などを一言

❹ 日付など

❺ 差出人

夫婦連名で喪中はがきを出す場合、故人の続柄は夫からの立場で書きます。
差出人は夫・妻の順で記し、お子様の名前は記載しないのが一般的です。

「喪中=おめでたいことを避ける期間」なので、一般的に慶事(おめでたい)内容は書きません。また、近況報告や結婚報告、転居のお知らせ等の記載は基本的にマナー違反となります。
その場合は、寒中見舞いや各種報告はがきとして改めて送るのがよいでしょう。



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季節よりは気温の上がり下がりが大きく、みなさん体調管理が大変だと思います。
11月中旬から下旬にかけて、紅葉狩りに出かけられる方が多いようですが、今年は暖かい日が多い中、色づくのが遅れているようです。

しかし、コロナが5類に移行になり、外国人観光客(インバウンド)が10月は251万6500人になり、コロナ前の2019年10月より0.8%上回ったと本日の新聞に掲載されていました。
コロナ禍前の日本に戻りつつあります。

さて、私事で申し訳ございませんが、10月末業務中に腰をひねり、3日間ほど足の痺れが治まらず、11月1日に整形外科へ診察に行ってきました。
レントゲン・MRI検査で椎間板ヘルニアの診断が下され、安静・治療期間が40日間と診断書に記載されておりました。
神経の痛み止め薬と日常生活における注意点を医者から頂き、出社致しております。

スタッフにもご迷惑をかけながら、気を使ってくださってありがたく存じます。
またスタッフの腰痛の経験者から、起床したら5分間のストレッチをしたら良いとか(今は治療中で無理ですが)、1日○○歩歩いたらどうですか等のアドバイスをもらっております。
今年で64歳になりましたが、年々骨も変形してくるようで、普段から体調管理や体づくりが大切だと痛感しております。

今年もあと45日余りとなりました。
皆様もご自愛くださいましてお過ごしください。


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「納骨」というのは、骨壷に入れた遺骨をお墓などに埋葬することを意味します。
お墓に納骨する場合は、骨壷ごと納めたり、遺骨を骨壷から取り出して布で包んで納めたりと、地域や宗教によって方法は様々です。

納骨時期についての規定はなく、先祖代々のお墓がある場合には、火葬を終えた当日や四十九日に行うこともできますが、お墓がなければ納骨をすることはできませんので、仏様ができてから新しくお墓を建てる場合には、遺骨をしばらく自宅やお寺で安置した後、百箇日や一周忌を目処に納骨をするケースが多いようです。

納骨を行う場合には「埋葬許可証」または「埋火葬証明書」が必要になります。ご家族が亡くなったら市町村役場に死亡届を提出し、火葬許可と合わせて埋火葬許可証を発行してもらいます。火葬終了後、この埋火葬許可証に証明印が押されます。これが「埋葬許可証(埋火葬証明書)」となり、納骨時に霊園の管理事務所に提出します。

納骨を行う日程は、既にお墓がある場合、納骨法要は四十九日法要と合わせて行うのが一般的で、お墓の建立が間に合わない場合は、百箇日や一周忌などに合わせるのも良いでしょう。いずれにしても、この日でなければならないという決まりはありません。なお、納骨の際には、菩提寺の僧侶にお墓まで出向いてもらうことになります。

新しくお墓を建てた場合には、納骨および納骨法要の前に「開眼法要」と呼ばれる大切な法要を行います。これは、「開眼供養(建碑式、慶讃法要)」や「入魂式」とも呼ばれるもので、お墓を供養の対象とするために、墓石に仏様の魂を入れるための法要で、最近では、納骨法要は開眼法要と同じ日に執り行われることがほとんどです。

納骨を行う場合には、親族と時期など十分に話し合いをした上で、最適な日取りで執り行いましょう。


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9月29日に中秋の名月が終わり(2023年中秋の名月と満月と重なる日)全国できれいなお月様が見られました。
ご存知と思いますが、中秋の名月は必ずしも満月になるとは限りません。次に一緒に重なるのは7年後の2030年9月12日になります。
今年と同じく晴れの日で、きれいなお月様を眺めたいものです。

10月に入り、少しは暑さも少なくなったとも言えますが、毎年これから年々と地球温暖化や環境変化で、日本の四季が無くなるような報道が最近メディアで伝えられていました。
食欲の秋・スポーツの秋・読書の秋など、秋を感じさせる・連想させるものはとのアンケートに最も多かったのは、「空や空気」から感じる秋の気配でした。
次に葉や花の香り、虫の鳴き声などの順になりました。
しかしながら、現在は虫の鳴き声などは中々耳に聞こえて来ません。
わたしの小・中学校生時代は10月上旬に運動会(当時→10日体育の日の祝日前)が実施され、中旬以降は遠足や社会見学などがありました。
現在は、9月の運動会や春に運動会を実施するところもあるそうです。
現在の暦では今月23日頃、霜降(そうこう)を迎え、11月6日に立冬(りっとう)に入るまでの期間を言います。
霜降(そうこう)に入る頃は本来であれば、朝晩の冷え込みが厳しくなり、日暮れも早まって来ます。

さて今年は、どのようになるのでしょうか。
今年も今月を入れてあと三ヶ月となりましたが、季節の移り変わりが分かりにくい中、ひとつ言えるのは、月日の経つのは早いことだろうと思います。
日本独特の四季折々を味わっていただくために、秋から冬にかけての紅葉(紅葉狩り)に、お時間があれば出かけてはいかがでしょうか。


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焼香とは、葬儀・法事のときに、お香を焚いて故人や仏様を拝むこと。
焼香の目的はお香の匂いや煙を立てることで、3つの意味があるといわれています。

1.穢れを払って心身を清らかにする
焼香で使うお香の匂いで、自らの穢れを払って、心と身体を清らかにし、キレイになった心身で仏様や故人に祈り、敬意と感謝を捧げる意味があるんだそう。また、お香の匂いが仏様の徳や教え、極楽浄土を思い起こさせるといわれています。

2.故人や仏様にお供えする
仏教では、人が亡くなると霊魂になり、四十九日までは現世にとどまるとされています。霊体となった故人は「匂い」を食べると考えられているため、焼香をして故人のお腹を満たす意味もあるようです。

3.この世とあの世をつなげる
仏教では、現世の人間とあの世の故人は、煙を介してコミュニケーションをとると考えられています。現世とあの世をつなげるのは、焼香の煙の大切な役割。葬儀やお盆など、故人の魂が帰ってくるタイミングで遺族が焼香を焚き、故人を迎え入れます。


焼香の基本的なやり方
1.祭壇に進む
2.一礼
3.合掌
4.焼香
5.一礼

参列者と遺族・親族の焼香のやり方は、基本的に同じですが、参列者が焼香するときは遺族へ、遺族が焼香をするときは弔問客へ向かって礼をします。

また宗派によって焼香の回数や抹香の掲げ方が多少違いますが、基本的な焼香の作法は共通です。
一般的には抹香を額の高さに掲げ、香炉にくべる行為を1〜3回繰り返しますが、宗派によって抹香を掲げなかったり回数が異なったりします。
たとえば浄土真宗では、自分自身を清めるために焼香を行うため、故人に向かって抹香を掲げる作法はありません。また浄土宗や天台宗、臨済宗などは、回数や作法に厳格な定めがなく、自由に焼香をすることが許されています。

焼香は、故人と関係が深い順番で行うのが一般的で、通常は喪主からはじまり、遺族、親族、そして参列者と続きます。
焼香をするときは、数珠を持つのがマナー。数珠の貸し借りはタブーとされているので、大人のマナーとしてご自身の数珠を必ず持参しましょう。


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2023年 令和5年です。こちらでは暖かい年明けとなりました。

昨年を振り返ってみますと、戦争や紛争、なかなか終息がみられない新型ウイルスコロナ等々不安な一年でしたが、スポーツではワールドサッカーの開催で、日本が初戦のドイツに勝利を収めたことで盛り上がりを見せました。

国内では、コロナ禍も含め、海外の戦争や円安も加速して、わたくしたちの生活に大きな打撃を与えました。
ガソリンの価格が毎週ごとに値上がりし、日常の食料品・必需品など、一年間に同じものが2回、3回と値上がりしたことです。
当然電気料金やガス料金などの値上がりもありました。

政府が雇用者の賃上げを推奨しているのに、実際はなかなかお給料は上がっていないのが現状であります。

今年うさぎ年はどんな一年になるのでしょうか。
1月3日メディアでは、今後の日本の年齢・人口の推移が予測として伝えられていました。
いわゆる団塊世代(1947年〜1950年)の生まれ、今年75歳になられる方が206万人になるそうです。
後期高齢者として、また2025年、あと3年後には75歳以上が日本人口の20%になる見込みと伝えられておりました。

一年過ぎるのは早いものです。
今年も日々健康に留意して、過ごしたいものです。

本年も、紫光・セレモニーライフをよろしくお願い申し上げます。


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日本には昔から友引には葬儀を行わないという風習があります。
これは「友」を「引く」と読めるため、葬儀を行うと「亡くなった人の友達もあの世へ引き込まれる」、つまり連続して不幸が起こると考えられてきました。よって、友引の葬儀は縁起が悪いといわれます。友引の本来の意味は「引き分け」、つまりこの日に勝負事を行っても決着がつかないというものなので、友引に葬儀をしないという風習は、日本ならではのものです。

また、この風習により、友引の日を休業日とする火葬場が各地に存在します。火葬場が休みだともちろん火葬はできません。
葬儀の後、葬儀場から出棺して火葬を行うというのが一般的な流れですので、火葬ができない日には葬儀もしないということが当然に起こります。

友引に葬儀をしてもかまわないと考える宗派もあります。それが浄土真宗です。親鸞聖人が「吉良日を視ることを得ざれ」、つまり迷信に惑わされてはいけないと説いていることから、友引の葬儀を気にしません。

友引に火葬場が開いている地域であれば、浄土真宗の信徒はとくに日にちにこだわることなく葬儀を行われますが、浄土真宗の信徒であっても、地域一帯が友引に葬儀を行わないところであれば、地域の風習に従う場合もあります。喪主の判断はそれぞれです。

どうしても都合が合わず、友引の日に葬儀をするケースも中にはあります。その際に、地域によっては「友引人形」と呼ばれる身代わり人形を入れます。人形はこけしやぬいぐるみなど形状はさまざまです。その人形を入れることで、故人様が友人を連れて行かない、寂しくないといわれています。

葬儀を行う際は色々な価値観や考え方の方が参列することが考えられます。葬儀が友引になりそうな時は、ご家族やご親族など、周囲の方としっかり話し合うことで、皆様が納得してお別れの時間を過ごすことができるでしょう。
身内のみならず、皆が「良い式でした」と思える式で故人様を送りたいものです。



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今回は暦の知識をご案内いたします。第一弾として六曜についてです。
カレンダーに記載されています六曜は、十四世紀頃中国から日本に伝わったとされます。現在では、その日を吉・凶をあらわすものとして、冠婚葬祭の日取りなどの判断材料に用いられる事もあります。

先勝(せんしょう・せんかち・せんかつ)
自分から事をはじめれば良い日で、午前は吉、午後は凶とされます。

友引(ともびき)
午前・午後は吉、正午は凶。何事も勝負はつきにくく、前回のコラムでも書きましたが、葬礼を出すといっしょに誰かが死の世界に引かれると言われております。(宗派によります)

先負(せんぷ・さんまけ・さんぶ)
先勝の逆で午前は凶、午後は吉。自分から働きかけず、仕掛けられるのを待つのが良いと言われています。

仏滅(ぶつめつ)
万事、凶とされる日。この日病気にかかると長引くとも言われてます。

大安(たいあん・だいあん)
万事、吉とされる日。特に結婚式の日として好まれます。お祝い事は午前中に。

赤口(しゃっく・しゃっこう・じゃっこう)
大凶の日ですが、正午だけは吉と言われてます。

そのほか二十四節気もありますが、今月3日の節分も終わり、翌日4日は立春でした。
冬と春の分かれ目で八十八夜、二百十日などはこの日から数え始めます。
春はもうそこまで来ています。

次回の暦の知識として二十四節気と雑節などご案内させて頂きます。
2月になり少し暖かい日もありますが、朝夕は気温が下がっておりますので、皆さまお身体を大切に過ごして下さい。


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前回に続き、暦の知識についてです。
旧暦で季節を表すために用いる言葉を24節気と言います。
毎月2つあり、今年の24節気の中で、普段よく耳にされています節気を述べさせて頂きます。

1月6日(金) 小寒→しょうかん(寒の入で寒気がまして来る)
1月20日(金) 大寒→だいかん(冷気が極まって最も寒さがつのる)
2月4日(土) 立春→りっしゅん(春の気配が感じられる)
3月21日(火) 春分→しゅんぶん(太陽が間東から昇り真西に沈み
昼夜ほぼ等しくなる)
4月20日(木) 穀雨→こくう(穀物をうるおす春雨が降る)
5月6日(土) 立夏→りっか(夏の気配が最も長くなる日)
6月21日(水) 夏至→げし(昼の長さが最も長くなる日)
7月7日(金) 小暑→しょうしょ(厚気に入り梅雨があけるころ)
7月23日(日) 大暑→たいしょ(夏の暑さが最も極まるころ)
8月8日(火) 立秋→りっしゅう(秋の気配が感じられる)
9月23日(土) 秋分→しゅうぶん(秋の彼岸の中日・昼夜が感じられるほぼ等しい)
10月24日(火) 霜降→そうこう(霜が降る頃)
11月8日(水) 立冬→りっとう(冬の気配が感じられる)
11月22日(水) 小雪→しょうせつ(寒くて雨が雪になる)
12月7日(木) 大雪→だいせつ(雪がいよいよ降り積もって来る)
12月21日(金) 冬至→とうじ(昼が一年中で一番短くなる)

24節気のうち16項目記載いたしました。
現在はIT会社(情報技術)ですが、暦は日常生活されていく中で大切な事柄だと思います。
六曜や二十四節気をご参考にして頂ければありがたく存じます。
ご家庭のカレンダーにも記載されている場合もありますので、日にちを確かめられる時は併せてご覧頂ければよいと思います。


                              合掌


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戒名とは、仏弟子(ぶつでし)になった証として与えられる名前のことです。
仏弟子とはお釈迦様の弟子や出家した弟子のことを意味する言葉で、戒名を授けられるということは仏門に入ったことになります。厳しい戒律を守り仏門に入り、修行をして経典を勉強した人が学びの証として授かるものです。

戒名は故人に対してつけるものだと思っている方も多いのですが、元々は生前に与えられるものです。
出家して仏弟子に入ったものに与えられるものですが、出家していない人も、亡くなると戒名を授けてもらうようになりました。
戒名は、仏の世界における故人の名前ということになります。
仏教以外の宗教に戒名はありませんが、それに近いものはあります。
神道には「霊号」という亡くなった人の御霊としての名前があります。キリスト教の場合は、洗礼を受けた時に授かる「洗礼名」があります。

故人に戒名を授けてもらう理由は、出家していない人も迷うことなく極楽浄土へ行くためです。仏教では、戒名を授けてもらい戒名で葬儀を行うと、迷うことなく極楽浄土に導かれると考えられています。宗派によっては戒名ではない場合があり、浄土真宗では戒律がないため戒名ではなく「法名(ほうみょう)」と言い、日蓮宗では「法号(ほうごう)」が授けられ極楽浄土へ行くことができます。

戒名は、「院殿号・院号」+「道号」+「戒名」+「位号」という構成が一般的です。

「院殿号・院号」
戒名の先頭に付ける〇〇院殿、〇院という号です。
生前に高い社会的功績を残したり、寺や宗派に貢献をしたりした人などに付けられます。
そのほか職業や生前の功績により、院号に準ずる寺号、軒号、斎号、庵号などもあります。

「道号」
戒名の直前に付けられる2文字の号です。
戒名に付けられる別名のような意味合いを持っています。
道号を付けない宗派もあります。

「戒名」
院号、道号に続く2文字が、本来の意味の戒名です。
故人の名前や生前の功績にちなんだ文字を入れたり、経典からとった文字を入れたりして付けられます。

「位号」
末尾に付ける尊称です。
性別、年齢のほか信仰の深さや生前の業績などによってふさわしいものが選ばれます。

成人男性:居士、信士など
成人女性:大姉、信女など
男児:童子、幼児、嬰児など
女児:童女、幼女、嬰女など

戒名のつけ方には、宗派別の特徴があり、戒名を見れば故人の宗派がわかります。

・浄土真宗:戒名ではなく法名を付け「釋(釈)」の文字が入る
・日蓮宗:戒名ではなく法号を付け、位号の前に「日号」という号が入る
・真言宗:戒名の頭に梵字のアが入る
・浄土宗:戒名の中に「誉」の文字が入る
・天台宗:戒名の頭に梵字のアやキリークが入ることがある

戒名は、基本的には、菩提寺の僧侶から付けてもらいます。
戒名を自分で付けたり、ほかの寺で付けてもらったりすることもできなくはないですが、その場合は菩提寺での葬儀や納骨を拒否されてしまう可能性があります。
「仏式で葬儀をしない、菩提寺に埋葬しない」というケースを除けば、仏式葬儀をする限りは菩提寺で戒名をもらうことは必須となるでしょう。


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